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石碑「絆」

きつい雨が降ったかと思えば5分、10分で止み
暑さが蒸し返す都乾園界隈です

少し前に南蛮鉄灯篭について投稿しましたが
昨日の新聞紙面に載っていた寂光院の写真に写り込んでいました
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晩夏から初秋へと季節の移ろいにはピンク色の秋海棠(しゅうかいどう)が咲き、訪れる人を和ますようです

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写真は1~2年ほど前に製作した石碑「絆」ですが
少しさびて彫り込んだ文字がより分かるようになってきました

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by tokan-en-bando | 2018-08-31 14:42 | Comments(0)

創作灯篭

相変わらず石に水をうっても蒸発する猛暑日の京都です

焼け石に水 と言うことわざがありますが、最近まで無駄の例えだと解釈してました…
効果がないことを表現したもので無駄とまではいかない。

さて、前回の投稿にあった
「取り壊されて見ることが出来ない」
に関して早速、貴重な資料を頂戴しました!!
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そうです、これがイタリアンレストランだった建造物で右下に写っているのが正しくそれです!
三尺五寸くらいありそうですね…

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↑写真は弊社在庫の創作灯篭ですが寸松庵と同じく火袋と笠のみで構成されてあるもので、十年以上前にデザインして製作された灯篭ですが、自らデザインした石造品の中では人気のあるもので残り僅かです。


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by tokan-en-bando | 2018-08-30 17:22 | Comments(0)

寸松庵灯篭

まとまった雨が降らずに資材置場の井戸水も渇れがちな竜安寺界隈です
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写真の寸松庵灯篭(京都市仁和寺 飛濤亭)写しは台石に組み込まれた形にして笠幅一尺五寸と本歌に比べやや大きめ、そしてこの台になっているのは数年前に雪見灯篭の中台を使って製作したものです
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台石の天端から少し内側を一段平らに落としたところに灯篭を据えてありますが、この灯篭は火袋と笠のみで構成されており
火袋の下には浮かす為の小さく短い足があるので、それを利用したデザインにしました
(台石の中心には配線や水抜きに小さく穴を貫いてあります)
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個人的には好みのスタイルで
笠幅が三尺はあろうかと言う大きなサイズの似たスタイルを持つ創作灯篭が据えられていたレストランがありましたが、現在は取り壊されて見ることが出来ません。

写真でも撮っておけばよかったと、この灯篭を見る度に思い出します…


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by tokan-en-bando | 2018-08-29 17:47 | Comments(0)

ロックバランシング

真夏に逆戻りの京都です
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先日、夕刊で見かけたので

物は試しに…
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まあまあ難しいロックバランシング

上から吉野石、十津川石、チャート…

3㌧超えの守山石も据えた手間を考え四つ!!
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限界です。

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by tokan-en-bando | 2018-08-25 15:46 | Comments(0)

鉄製雪見灯籠






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厄介な台風が過ぎ去りましたが不安定な気候の京都です

大型の鉄製灯籠の笠が吹っ飛んでいることはありませんでした…
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この南蛮鉄製らしき雪見灯籠は江戸時代以降に芸術家、文人、墨客、宮家の財界人、外国の要人らが集うところを見てきたとされますが、資料も少なく資材置場に存在する商材です。

鉄製灯籠のルーツを探っていくと宝珠や笠の造りが類似している物があり、その時代背景などが浮かび上がってきました。
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これは平家物語ゆかりの寺として知られる寂光院(京都市左京区)の本堂手前にある南蛮鉄の雪見灯籠で豊臣秀吉の寄進で桃山城から移したものとあります。 

また、南蛮鉄とは桃山時代から江戸時代初期にかけて輸入された原料鉄
形状は種々であるがひょうたん形の物が多いので、ひょうたん鉄とも呼ばれ舶来品として珍重されたようです

なかなか浪漫を駆り立てられるような南蛮鉄雪見灯籠です
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by tokan-en-bando | 2018-08-24 15:01 | Comments(0)

石臼あれこれ

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真夏に逆戻りしたかと思えば大型台風の接近で蒸し暑い京都です
風も荒れて蝶々も大変

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写真は先日入荷のあった石臼あれこれ…
↑ 上、 転石ローラー
 →右、ロータリーカーン(挽き臼)
↓ 下、 碾子(牛が引くような石臼ローラー)で、面白いのが中心の軸穴以外にも不規則に削り込まれた跡が数ヶ所あります

これは古材で見掛けることのある鳥黐を作った形跡ですが、本来の役目を終え、違う用途にも利用した石造物。
さらに現代へ庭園資材や他の用途に再利用出来る可能性を秘めた趣のある代物です!

鳥黐(とりもち)は、鳥や昆虫を捕まえるのに使う粘着性の物質で古くから洋の東西を問わず植物の樹皮や果実などを原料に作られるもの。
日本においても鳥黐は古くから使われており、もともと日本語で「もち」という言葉は鳥黐のことを指していましたが、派生した用法である食品の餅の方が主流になってからは鳥取黐または鳥黐と呼ばれるようになったといわれています。 

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by tokan-en-bando | 2018-08-23 13:11 | Comments(0)

お笑い芸人さん

昨日、職場で共に働く仲間のお兄さんが来社されましたが
彼(写真 右)は浅井企画のお笑いコンビ、ゴールドジョージの「なめ」さんです!
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この日はなんと同じ事務所の流れ星、ちゅうえいさんも御同行でしたがとても気さくな方でした(⌒‐⌒)b

大阪で単独公演をされていたそうですが、資材置場へもご案内して興味を持って頂けたようです!
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それにしてもまた暑さがぶり返してきた京都…

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by tokan-en-bando | 2018-08-21 14:24 | Comments(0)

石臼

朝晩は幾分過ごしやすくなった京都ですが、日中はまだまだ汗ばむ陽気です
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写真の碾磑は直径4尺ある大きめの古材
使い方はアイデア次第です!
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碾磑(てんがい)とは石臼のことで碾,磑ともに物と物とをすり合わせ脱穀,製粉に使用されます
また水力によって動かされるので水碾,水磑ともいわれるもので、中国では古く漢代からあったとされます。

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by tokan-en-bando | 2018-08-20 15:13 | Comments(0)

新着古材

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ようやく酷暑も一段落した京都です

お盆の連休明けにドドンと入荷している古材の中に
ひとつ目の惹かれる物がありました
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堀り込まれた穴の形状からつき臼であると考えられますが
一部朽ちてはいるものの、そこまでもがよく撫でて風化し
とても古びた雰囲気が出ている石造品です。
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この風合いはデザインして加工しても中々上手く仕上がる物ではありません。

古材と言えば風化して、さびた(古びた)雰囲気が持ち味ですが
お金を出しても作れる物ではないところにも古材の魅力があります。

つき臼とは、碓(たい)唐臼(からうす)踏み臼(ふみうす)など中国では発達したもので、てこの原理を利用し
足で踏んで杵(きね)を動かすことにより精米や製粉、餅つきを行う足踏み式の臼
有史以前に日本にも伝来し、近年まで使われていたもので東南アジア等にも広く普及し使われています。

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by tokan-en-bando | 2018-08-18 15:12 | Comments(0)

塔心礎 其の弐

立秋を過ぎて秋の気配は何処へやら…
なんのことない暑いもんはアツい京都から
残暑お見舞い申し上げます

連日あれこれ製作していたのもひと区切り、お盆休みに照準を合わせたかのようですが
今回仕上がったのは連日のブログ投稿で関連性のある塔心礎の形をしたもので、原石に合わせ縮小して製作しました

原石は資材置場に貰い手がつかずにさびていた瀬戸内の花崗岩

before
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after
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モチーフにしたのは天王平廃寺の礎石(島根県大田市)
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私が製作した円の直径は一尺三寸ほどですが、実物は三尺あり中心にある四角い穴は「仏舎利」を納めるために設けられた「舎利孔」と呼ばれるものです

舎利孔が二段になっていますが、これは先ず下の方に「仏舎利」を納めた後、それに蓋をするために上の一段が作られました

しかし、舎利孔というのは丸い形をしているものが多く、このような方形の舎利孔を持つ塔心礎は珍しいものです

昭和44年に国道9号線のバイパスを建設中に発見されたもので、奈良時代ここに寺院が建てられていたことはそれまで知られておらず文献などの記録にも残っていないようです。
京都から続く道のりを走らせていれば出会えるかも知れませんね…

尚、㈱北山都乾園は明日11日より16日までお盆休みとなります
何とぞ宜しくお願い申し上げます
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by tokan-en-bando | 2018-08-10 11:35 | Comments(0)