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雨仕事

6月も終わりですが、今週はようやく梅雨らしくなってきた京都市内...
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雨仕事にはもってこいとばかりに連続で創作モンをこしらえてました

以前に入荷していた古材の中で、目を見張るほど美しく仕上げられ程好く風化した灯篭の基礎が残されていたので迷わず手水鉢を製作することになる訳ですが...
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石は三州御影(愛知県岡崎市)で状態も良好、そんな材に今回創作してみたのは礎石の中でも希に型どられた形(塔心礎)を縮小して見立てました!
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参考にしたのは聖徳太子生誕の地と伝えられる橘寺(奈良県明日香村)の境内に残る五重塔跡の心礎ですが実物は径三尺にも及びます。
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しん‐そ【心礎】
塔の心柱(しんばしら)の礎石。
すなわち礎石の中でも建造物の中心にあたる柱を受ける希少であり個性的な存在になるという事でしょう
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by tokan-en-bando | 2017-06-30 20:00 | Comments(0)

カチンコチン

相変わらず雨はしとしと降りませんが今年も事務所前の名物「半夏生」が上手に化粧しています
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さて先週に引き続き手水鉢をひとつ製作しました...
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前回と同じく江州石の原石ですが、この割り出された時に残る立派なセリ矢の跡!
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この間隔にしてその跡の大きさから石の固さを察することが出来ますが...

やっぱり「カチンコチン」でした。

口は八寸とやや大きめ、さらに模作としてその横に鳥黐(とりもち)を作るのに擦って出来た跡をこさえてみました
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たまに石造品の天端で見掛ける不思議な丸いのがこれです。
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鳥黐は鳥や昆虫を捕まえるのに使う粘着性の物質で鳥がとまる木の枝などに塗っておいて脚がくっついて飛べなくなったところを捕まえたり、黐竿(もちざお)と呼ばれる長い竿の先に塗りつけて獲物を直接くっつけたりする古くから洋の東西を問わず植物の樹皮や果実などを原料に作られていたものです。
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模作の跡になりますが、この石の持つ風合いと時代を感じさせる為の工夫であると思います。
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by tokan-en-bando | 2017-06-24 13:17 | Comments(0)

空梅雨

梅雨晴れなんて洒落た俳句でも詠みたいところですが空梅雨まっただ中の京都は洗濯日和が続いてますね
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クレーン車の鉄板でひっくり返っていたカミキリだって弱ります。

私は自他ともに認める雨男ですが弱っていられません。

と、いうわけで...
小振りな一文字の手水鉢を製作しました。
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江州石(滋賀県小松)はあまりなぶったことがないので手探りで感触を確かめていましたが、予測していたよりは扱いやすかったと感じました。
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幅は一尺四寸にも満たないサイズですが、割りとずっしり見え...
ます。
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by tokan-en-bando | 2017-06-16 17:23 | Comments(0)