塔心礎 其の弐

立秋を過ぎて秋の気配は何処へやら…
なんのことない暑いもんはアツい京都から
残暑お見舞い申し上げます

連日あれこれ製作していたのもひと区切り、お盆休みに照準を合わせたかのようですが
今回仕上がったのは連日のブログ投稿で関連性のある塔心礎の形をしたもので、原石に合わせ縮小して製作しました

原石は資材置場に貰い手がつかずにさびていた瀬戸内の花崗岩

before
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after
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モチーフにしたのは天王平廃寺の礎石(島根県大田市)
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私が製作した円の直径は一尺三寸ほどですが、実物は三尺あり中心にある四角い穴は「仏舎利」を納めるために設けられた「舎利孔」と呼ばれるものです

舎利孔が二段になっていますが、これは先ず下の方に「仏舎利」を納めた後、それに蓋をするために上の一段が作られました

しかし、舎利孔というのは丸い形をしているものが多く、このような方形の舎利孔を持つ塔心礎は珍しいものです

昭和44年に国道9号線のバイパスを建設中に発見されたもので、奈良時代ここに寺院が建てられていたことはそれまで知られておらず文献などの記録にも残っていないようです。
京都から続く道のりを走らせていれば出会えるかも知れませんね…

尚、㈱北山都乾園は明日11日より16日までお盆休みとなります
何とぞ宜しくお願い申し上げます
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by tokan-en-bando | 2018-08-10 11:35 | Comments(0)

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