模作してみる

連日の猛暑日の中、我が息子で長男の通う学校が高校野球京都大会で熱戦を繰り広げています
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本人は一年生でスタンドからの応援ですが良い経験になることでしょう...

私も暑さに負けじと資材置場に眠るさびた謎の石材で礎石を模作して経験を積み重ねています!
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原石の外側は風化と共に茶を帯び、軟らかそうに見え細工しやすいだろうと予想していたのですが...
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内部は黒グレー系のとても固い砂岩のような塊でした。
ちょいとさびれば洒落た庭石として雰囲気が出せると思います
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参考にしたのは世尊寺(奈良県吉野郡) 旧、比蘇寺の東塔跡に残る礎石の中のひとつ。
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世尊寺(せそんじ)は曹洞宗の寺院で、古くは比蘇寺(ひそでら)と呼ばれ1927年(昭和2年)に「比曽寺跡」として、国の史跡に指定されています

当時の比蘇寺には東塔と西塔があり、そのうち東塔の三重の塔は、1594年(文禄3年)豊臣秀吉によって伏見城に移され、さらに1601年(慶長6年)に徳川家康によって近江の園城寺(三井寺)に移建され、現在も残っていますが、西塔は戦乱により焼失したとあります。


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# by tokan-en-bando | 2017-07-24 18:58 | Comments(0)

熱闘都乾園

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コンチキチン♪祇園囃子が響き出せば京の町はお祭りムード一色になっていますが...

北山都乾園でもコチコチと石筒がノミに当たる音色で夏本番を迎えています
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今回着手したのは京都では苔の似合う庭石として用いられることが多く、都乾園でも古くから取り扱っている山石のひとつで鳥海石。
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山形県と秋田県の両県に跨る標高2236mの出羽富士・秀峰『鳥海山(ちょうかいさん)』なる山です。その鳥海山より採石されるこの山石は安山岩で黒みを帯び、落ち着いた風合いに肌は柔らかく時間が経てば苔むす姿を見せてくれる素材です。
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資材置場の中から、そのままでは使いにくそうな形をした物が眠っていたので手水鉢にしてしまいました!
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内部は非常に硬質な安山岩で仕上げに手こずりましたが、良い雰囲気が出せる材料へと変貌させることが出来ました。
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# by tokan-en-bando | 2017-07-15 16:40 | Comments(0)

雨仕事

6月も終わりですが、今週はようやく梅雨らしくなってきた京都市内...
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雨仕事にはもってこいとばかりに連続で創作モンをこしらえてました

以前に入荷していた古材の中で、目を見張るほど美しく仕上げられ程好く風化した灯篭の基礎が残されていたので迷わず手水鉢を製作することになる訳ですが...
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石は三州御影(愛知県岡崎市)で状態も良好、そんな材に今回創作してみたのは礎石の中でも希に型どられた形(塔心礎)を縮小して見立てました!
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参考にしたのは聖徳太子生誕の地と伝えられる橘寺(奈良県明日香村)の境内に残る五重塔跡の心礎ですが実物は径三尺にも及びます。
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しん‐そ【心礎】
塔の心柱(しんばしら)の礎石。
すなわち礎石の中でも建造物の中心にあたる柱を受ける希少であり個性的な存在になるという事でしょう
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# by tokan-en-bando | 2017-06-30 20:00 | Comments(0)

カチンコチン

相変わらず雨はしとしと降りませんが今年も事務所前の名物「半夏生」が上手に化粧しています
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さて先週に引き続き手水鉢をひとつ製作しました...
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前回と同じく江州石の原石ですが、この割り出された時に残る立派なセリ矢の跡!
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この間隔にしてその跡の大きさから石の固さを察することが出来ますが...

やっぱり「カチンコチン」でした。

口は八寸とやや大きめ、さらに模作としてその横に鳥黐(とりもち)を作るのに擦って出来た跡をこさえてみました
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たまに石造品の天端で見掛ける不思議な丸いのがこれです。
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鳥黐は鳥や昆虫を捕まえるのに使う粘着性の物質で鳥がとまる木の枝などに塗っておいて脚がくっついて飛べなくなったところを捕まえたり、黐竿(もちざお)と呼ばれる長い竿の先に塗りつけて獲物を直接くっつけたりする古くから洋の東西を問わず植物の樹皮や果実などを原料に作られていたものです。
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模作の跡になりますが、この石の持つ風合いと時代を感じさせる為の工夫であると思います。
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# by tokan-en-bando | 2017-06-24 13:17 | Comments(0)

空梅雨

梅雨晴れなんて洒落た俳句でも詠みたいところですが空梅雨まっただ中の京都は洗濯日和が続いてますね
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クレーン車の鉄板でひっくり返っていたカミキリだって弱ります。

私は自他ともに認める雨男ですが弱っていられません。

と、いうわけで...
小振りな一文字の手水鉢を製作しました。
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江州石(滋賀県小松)はあまりなぶったことがないので手探りで感触を確かめていましたが、予測していたよりは扱いやすかったと感じました。
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幅は一尺四寸にも満たないサイズですが、割りとずっしり見え...
ます。
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# by tokan-en-bando | 2017-06-16 17:23 | Comments(0)